カルシウムは脳神経の働きを良くし、筋肉の収縮に欠かせないものですが、摂取量が足りないと骨から溶け出して、逆に血液中のカルシウム濃度が高くなり、神経が興奮しすぎた状態(イライラや筋肉痙攣)になります。
 カルシウムの働きを調整するのがマグネシウムです。マグネシウムはエネルギー代謝やタンパク質の合成にも必要ですが、神経の興奮を鎮める働きがあります。不足するとイライラや筋肉の痙攣が起きやすくなります。
 鉄は筋肉へ酸素を取り込む働きをする筋肉中の成分ミオグロビンの材料であり、筋肉運動のエネルギーを生み出すのに必要な酸素を運搬し、消費するための重様なミネラルです。汗と共に排出されるので激しい運動をする人は補給が必要です。
 亜鉛は体中のすべてのタンパク質の合成に関与し、抜け毛を防ぐ働きもあります。
 
カルシウム・・・骨・歯などの形成、筋肉の興奮抑制、精神安定
鉄・・・ヘモグロビン・ミオグロビンの生成、疲労回復
ナトリウム・・・筋肉・神経の興奮抑制
カリウム・・・心臓・筋肉の機能調整
マグネシウム・・・筋肉の興奮抑制、心臓病・高血圧の予防
亜鉛・・・味覚障害の改善、性ホルモンの活性化